Harry Potter and the Order of the Phoenix

音の無い廊下の行き止まりにはドアがある。これがハリー・ポッターの夢にたびたび出てくる。だから真夜中に絶叫して起きてしまうのだ。
ハリーが今考えてること：
・毒入り蜂蜜みたいな性格の「闇の魔術の防衛術」の先生
・悪意に満ちた、欲求不満な屋敷妖精
・グリフィンドールクイディッチチームのキーパー役のロン
・だんだん迫ってくる恐怖の学期末の標準魔術等級試験
．．．そしてもちろん、だんだん大きくなる例のあの人の脅威。
J.K.ローリングの７部作の既刊の内、最も内容の濃いこの巻で、ハリー・ポッターは魔法界の政府のあてにならないこと、ホグワーツの先生たちの無力さを思い知らされる。にもかかわらず（そうだからますます、）ハリーは思っていた以上に親友たちとの間での無限の忠誠心、どんなことにも耐える気持ちが深くて強いということを知る。とても濃厚なあらすじ（濃厚なだけ長い）だが、読者はすごい速さで読み進め、ホグワーツをでた時にはハリーと同様、また戻りたくなるだろう。

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